もう5年前になろうか。
病気で右目を失った、この野良猫を初めて見つけたのは。
その後も成長を続け、体も大きくなり、元気な姿を見せてくれていたのに。
姿を見かけなくなって1年以上経つ。
なんだか必死にこちらを見ようとしている姿に見えた。
そう見えたのは勝手な解釈かもしれないけれど。
もう5年前になろうか。
病気で右目を失った、この野良猫を初めて見つけたのは。
その後も成長を続け、体も大きくなり、元気な姿を見せてくれていたのに。
姿を見かけなくなって1年以上経つ。
なんだか必死にこちらを見ようとしている姿に見えた。
そう見えたのは勝手な解釈かもしれないけれど。
地震や原発のニュースで、すっかり桜開花の情報が置き去りになっていた。
どんな惨事が起きようと、春はやって来るわけで。
昨日の桜は3分咲きってところかな。
上野公園。
パンダの公開で動物園入り口付近は大混雑、というわけでもない。
時間帯によっては空いていそうな気がする。
花見客で賑わう中、何やら一本の桜の木に人だかり。
よく見ると、猫が2匹が枝にとまっていた。
いや鳥じゃないんだから、寝ていたというか、うずくまっていたというか。
枝にハローキティーのタオルが敷かれ、首にマフラーを巻いている。
誰かの演出に間違いなのだけれど、人気者になっていた。
前の猫「いい迷惑だ。下ろしてくれ。」
後ろの猫「なんだか周りがうるさいなあ。寝れないじゃないか。」
て感じかも。
今朝、駐車場の脇で背中を向けたままの猫を見かける。
たまにこの辺をうろついている、茶白の野良だ。
足音に気がついたのか、顔は黒ずみ汚れてはいるけれど、しっかりとした目で睨み返される。
何だがたくましく見えた。
まるで自身を失ったこちらを見透かしたように。
フェンスを乗り越えてどこかに行ってしまった。
寒いのに朝から食料探しだろうか。
写真は全く関係ない野良。
おい、何してんだ?って顔。
春までもう少し。
どうやらインフルエンザにかからずに済みそう。
写真はもう5年前の同じ季節のころ。
ひなたぼっこ中の野良。表情がお気に入り。